桑原ゆう プロフィール写真, Yu Kuwabara profile photo

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桑原 ゆう (くわばら・ゆう)

 現代音楽のフィールドを中心に活動する作曲家。1984年生まれ。

 小中学生時代は主にエレクトーンで音楽を学び、ヤマハジュニアエレクトーンコンクール2000全日本大会高校生部門金賞受賞、ヤマハインターナショナルエレクトーンコンクール2003B部門第2位など、入賞歴やコンサート出演歴多数。

 2007年、東京藝術大学(TUA)音楽学部作曲科を卒業し、アカンサス音楽賞受賞。2009年、同大学大学院音楽研究科修士課程作曲専攻修了。佐藤眞、久行敏彦の各氏に師事。在学中より国内外の音楽祭、講習会等に参加し、Liza Lim、Hanspeter Kyburz、Chaya Czernowin、Steven Kazuo Takasugi、Frédéric Durieux、Pierluigi Billone、Raphaël Cendo、Stefano Gervasoni、Franck Bedrossian、Wolfgang Rihm、Dieter Ammann、Michael Finissy、Dimitri Papageorgiouの各氏等に学ぶ。
 作品は、Darmstädter Ferienkurse (ダルムシュタット/ドイツ)、cresc... Biennale für aktuelle Musik Frankfurt Rhein Main (オッフェンバック/ドイツ)、Ultraschall Berlin (ベルリン/ドイツ)、Festival 20/21 Transit (ルーヴェン/ベルギー)、Mostra Sonora Sueca (バレンシア/スペイン)、Music From Japan (ニューヨーク/アメリカ)、Lucerne Festival Academy (ルツェルン/スイス)、Academy Voix Nouvelles Foundation Royaumont (パリ/フランス)、Akademie Schloss Solitude (シュトゥットガルト/ドイツ)、impuls (グラーツ/オーストリア)、Delian Academy For New Music (ミコノス/ギリシャ)、EXPO Milano 2015 (ミラノ/イタリア)、Divertimento Ensemble Rondò (ミラノ/イタリア)、Tongyeong International Music Festival (トンヨン/韓国)、武生国際音楽祭等、世界各地の音楽祭や企画等で取り上げられ、Ensemble Modern、Trio Accanto、soloists from the Ensemble Intercontemporain、Talea Ensemble、Enno Poppe and Klangforum Wien、Lucerne Festival Alumni Ensemble、neuberBand、mdi ensemble、Ensemble Proton Bern、loadbang、Divertimento Ensemble、AsianArt Ensemble、Ensemble Mise-en、Ensemble Phorminx、Ensemble SurPlus、Sentieri selvaggi、Ensemble TIMF、声明の会・千年の聲、東京フィルハーモニー交響楽団などの演奏団体や、Nicolas Hodges、Stefan Hussong、Claire Chase、Rebekah Heller、William Lang、Camilla Hoitenga、鈴木俊哉、村田厚生、本條秀慈郎の各氏などの演奏家により演奏されている。
 第74、75、78回日本音楽コンクール作曲部門入選、the 2017-18 edition of CONSTRUCT/RADIATE INTERNATIONAL COMPOSITION COMPETITION (バーゼル/スイス) 優勝、the fifth edition of the competition ‘Franco Donatoni’ International Meeting for Young Composers (ミラノ/イタリア) 受賞、the international composition contest ‘Breaking Music’ (ミラノ/イタリア) 優勝等、入賞歴多数。2009年度トーキョーアーツアンドスペース (旧トーキョーワンダーサイト) 国内クリエーター制作交流プログラムに選抜され、2009年から2010年にかけて青山クリエイター・イン・レジデンスにて活動を行う。一部の作品は、Edition Wunn (ドイツ) より出版されている。

 近年、声明や神楽、民俗芸能等の取材を重ね、それらを扱う作品の発表や、同世代の演奏家と立ち上げた、音と言葉のあわいを描くクリエイショングループ「淡座」の一員として、古今亭志ん輔師や本條秀太郎師との公演を重ねるなど、日本の音と言葉を源流から探り、文化の古今と東西をつなぐことを主なテーマに創作を展開。その他、NHKラジオドラマ、鈴木道子氏のファッションブランド「Nocturne #22 In C Sharp Minor, Op. Posth.」「YMOYNOT」のランウェイショー、菅原小春氏のPV、ウェブサイト等の音楽を作曲するなど、様々な分野と交流し、創作活動を行う。

 主な作品に、狂言謡、地歌、声楽と三味線のための《夢のうき世の、うき世の夢の》(委嘱: 国立劇場)、声明のための《月の光言》(委嘱: 神奈川県立音楽堂)、声明のための《螺旋曼荼羅 ー風の歌・夜の歌ー》(委嘱: 声明の会・千年の聲)、合唱アンサンブルのための《名づけのうた》(委嘱: 横浜みなとみらいホール Just Composed 2020)、弦楽三重奏のための《三つの聲》(初演: ロワイヨモン作曲講習会)、独奏ヴァイオリンと8人の奏者のための《影も溜らず》(初演: ルツェルン音楽祭アカデミー)、など。2019年7月、東京オペラシティリサイタルホールにて、初の個展「影も溜らず ー 淡座リサイタルシリーズVol.1 桑原ゆう個展」(→公演レポートpdf) を開催し、高い評価を得る。

 桐朋学園大学音楽学部非常勤講師を経て、現在、一般財団法人ヤマハ音楽振興会創作研究コースなどで後進の指導にあたっている。2020年4月より、洗足学園音楽大学非常勤講師を務める。
 池田雅延、茂木健一郎の両氏による、小林秀雄を学ぶ「池田塾」1期生。

→随筆「『ぽかん』考―作曲家として個展を終えて」
小林秀雄に学ぶ塾 同人誌「好・信・楽」2019年9・10月号 掲載
→随筆「『心』と『情』」
小林秀雄に学ぶ塾 同人誌「好・信・楽」2018年1月号 掲載
→随筆「音楽の起りと歌の起り」
小林秀雄に学ぶ塾 同人誌「好・信・楽」2017年6月号 (創刊号) 掲載
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桑原三姉妹