桑原ゆう プロフィール写真, Yu Kuwabara profile photo

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桑原 ゆう(くわばら・ゆう)

 現代音楽のフィールドを中心に活動する作曲家。1984年生まれ。
 2007年、東京藝術大学(TUA)音楽学部作曲科を卒業し、アカンサス音楽賞受賞。2009年、同大学大学院音楽研究科修士課程作曲専攻修了。佐藤眞、久行敏彦の各氏に師事。在学中より国内外の音楽祭、講習会等に参加し、Liza Lim、Hanspeter Kyburz、Chaya Czernowin、Steven Kazuo Takasugi、Frédéric Durieux、Pierluigi Billone、Raphaël Cendo、Stefano Gervasoni、Franck Bedrossian、Wolfgang Rihm、Dieter Ammann、Michael Finissy、Dimitri Papageorgiouの各氏等に学ぶ。

 国立劇場、神奈川県立音楽堂、横浜みなとみらいホール主催 Just Composed 2020 Spring、静岡音楽館AOI、神奈川県民ホール、箕面市立メイプルホール、Transit Festival 20·21(ルーヴェン/ベルギー)、インターナショナル・アンサンブルモデルン・アカデミー(フランクフルト/ドイツ)、I&I Foundation(チューリヒ/スイス)、ZeitRäume Basel(スイス)など、国内外より委嘱を受ける。ダルムシュタット夏季現代音楽講習会(ドイツ)、Cresc...現代音楽ビエンナーレ(オッフェンバック/ドイツ)、ウルトラシャル・ベルリン(ドイツ)、テクトニクス・グラスゴー(イギリス)、フェスティバル・ムジカ(ストラスブール/フランス)、モストラ・ソノラ・スエカ(バレンシア/スペイン)、ミュージック・フロム・ジャパン(ニューヨーク/アメリカ)等、著名な現代音楽フェスティバルの本プログラムをはじめ、ルツェルン音楽祭アカデミー(スイス)、ロワイヨモン作曲講習会 "Voix nouvelles"(パリ/フランス)、アカデミー・シュロス・ソリチュード(シュトゥットガルト/ドイツ)、インプルス(グラーツ/オーストリア)、Delian Academy For New Music (ミコノス/ギリシャ)、ミラノ国際博覧会(イタリア)、Divertimento Ensemble Rondò (ミラノ/イタリア)、トンヨン国際音楽祭(韓国)、武生国際音楽祭など、世界各地の音楽祭や企画等で作品が取り上げられ、Ensemble Modern、Trio Accanto、soloists from the Ensemble Intercontemporain、Talea Ensemble、Klangforum Wien、Lucerne Festival Alumni Ensemble、Alarm Will Sound、AsianArt Ensemble、Divertimento Ensemble、neuverBand、mdi ensemble、Ensemble Proton Bern、loadbang、Trio Abstrakt、声明の会・千年の聲、伶楽舎などの演奏団体や、Nicolas Hodges、Ilya Gringolts、Marco Fusi、Stefan Hussong、Claire Chase、Rebekah Heller、William Lang、Camilla Hoitenga、坂真太郎、下野戸亜弓、片岡リサ、黒田鈴尊、本條秀慈郎の各氏等により演奏されている。
 楽譜は、Edition Gravis(ベルリン/ドイツ)とEdition Wunn(エスレーベン/ドイツ)により出版されている。

 2021年、17人の奏者による2群のアンサンブルのための《タイム・アビス》により、第31回芥川也寸志サントリー作曲賞(旧名「芥川作曲賞」)受賞。ほか、第74、75、78回日本音楽コンクール作曲部門入選、the 2017-18 edition of the CONSTRUCT/RADIATE INTERNATIONAL COMPOSITION COMPETITION(バーゼル/スイス)優勝、the fifth edition of the competition ‘Franco Donatoni’ International Meeting for Young Composers(ミラノ/イタリア)受賞、the international composition contest ‘Breaking Music’(ミラノ/イタリア)優勝など、入賞歴多数。
 2009年度トーキョーアーツアンドスペース(旧トーキョーワンダーサイト)国内クリエーター制作交流プログラムに選出され、2009年から2010年にかけて青山クリエイター・イン・レジデンスにて活動を行う。2020年、2021年、 Mizzou International Composers Festival(ミズーリ州/アメリカ)レジデント・コンポーザー。

 日本の音と言葉を源流から探り、文化の古今と東西をつなぐことを主なテーマに、創作を展開。ライフワークとして、声明や神楽、民俗芸能等の取材を重ね、それらを扱う作品の発表を精力的に行う。同世代の演奏家と立ち上げた、音と言葉のあわいをえがくクリエイショングループ「淡座」では、古今亭志ん輔師や本條秀太郎師との公演を重ねる。その他、NHKラジオドラマ、鈴木道子氏のファッションブランド「Nocturne #22 In C Sharp Minor, Op. Posth.」「YMOYNOT」のランウェイショー、菅原小春氏のPV、ウェブサイト等の音楽を作曲するなど、様々な分野と交流し、創作活動を行う。

 2019年7月、東京オペラシティリサイタルホールにて、初の個展「影も溜らず ー 淡座リサイタルシリーズVol.1 桑原ゆう個展」(→公演レポートpdf)を開催し、高い評価を得る。2020年、ドイツの公共放送ラジオ Deutschlandfunkにて、作品と活動がおよそ1時間にわたって特集された。(→Atelier neuer Musik「Die Komponistin Yu Kuwabara - Neu und alt sind kein Widerspruch/作曲家 桑原ゆう、故きと新しきは矛盾しない」

 桐朋学園大学音楽学部非常勤講師を経て、現在、国立音楽大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。そのほか、一般財団法人ヤマハ音楽振興会創作研究コースなどで、後進の指導にあたっている。
 池田雅延、茂木健一郎の両氏による、小林秀雄を学ぶ「池田塾」1期生。

 小中学生時代は主にエレクトーンで音楽を学び、ヤマハジュニアエレクトーンコンクール2000全日本大会高校生部門金賞受賞、ヤマハインターナショナルエレクトーンコンクール2003B部門第2位など、入賞歴やコンサート出演歴多数。

→論考「音の声、声の音」
 スタイル&アイデア:作曲考 掲載
→随筆「『譜づら』というもの」
 小林秀雄に学ぶ塾 同人誌「好・信・楽」2021年夏号 掲載
→随筆「『ぽかん』考―作曲家として個展を終えて」
 小林秀雄に学ぶ塾 同人誌「好・信・楽」2019年9・10月号 掲載
→随筆「『心』と『情』」
 小林秀雄に学ぶ塾 同人誌「好・信・楽」2018年1月号 掲載
→随筆「音楽の起りと歌の起り」
 小林秀雄に学ぶ塾 同人誌「好・信・楽」2017年6月号(創刊号)掲載

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桑原三姉妹